ブラックフェイスメーター誤作動の謎解き。

先日、友人に会った際にブラックフェイスメーター(以下BFM)の誤作動を見かけました。
目を疑うほどの誤作動でオープニングセレモニーが連打w
あっちこっちエライコッチャになってます。




友人は、たまになるんですよね!っとダッシュボードをバンバン叩いてたけど
電子部品は、叩いては絶対直りません。むしろ悪化傾向になり
最後は、イージーな不具合も完全ブローの道を辿ります。
つまり軽傷が重症になり最後はご臨終。という分かり易い図式。
咳き込んで苦しんでる人の首を絞めるようなものです。
そのまま逝くか、苦しくて生き吹き返すかの違いですw





そういえば、オレのBFMも極稀に、SSAT表示が誤作動することあるので
人柱として自分のBFMをバラして診ることにします。







まずBFMを脱着デキない人は、今回の作業はできません。
電子基板を見て、仕組みを理解できない人も作業できません。
ハンダごてを使えない人も作業できません。

このブログを見て、真似するのは構いませんが
自己責任の意味が分からない方も同様です。


























以上を踏まえて、この先ご覧ください。





まずBFM取り外し部屋で作業に当たります。






メーター裏のシルバーボックスを外します。








スモークパネルを外します。
ツメで取り付けされてるだけなので、折らないように。
以前Dでこのパネル価格を聞いたら8000円とか。
きっと今ならもっと値上がりしてる可能性もあり。







スモークパネルを外し、リング、警告灯類のパネルを外す
上から押さえ込みされてるだけなので、真っ直ぐ引き上げる。






ここで各種メーターが見えてくる。
基板までのアクセスは、全工程クリアしないと辿り着きません。







ひっくり返して乳白色のカバーを外す。
これもツメで取り付けされてるので、精密ドライバーで
ゆっくりコジれば問題ない。










基板裏側が出てきました。
この辺りの作業から静電気に注意!
自分に帯電してないかチェックしましょう!
メーター構成は、2つのユニットなので、








慎重に、フラットケーブルを外します。
ここ失敗すると終了。









外し方は、画像参照。










フラットケーブルが外したら、メーター裏のツメを真っ直ぐにして
ひっくり返し、テコの原理でゆっくり慎重にコジります。
慎重過ぎても外れないよ〜
力でやると壊すよ〜w












バランスよく少しずつ、細かくコジるのがコツ!
そして7SEG LEDやドア警告灯液晶をコジって外し
また、ひっくり返して基板を外す。









取り出した基板をしばし、観察します。
もう16年も経ってる基板の割に綺麗なもんだ。





BFMは、車両から3つのコネクターで取り付けする際に
どうしてもテンション掛かってしまう箇所があるので
ネクター部のハンダから疑います。








その3つのコネクター部。たまに症状が出るというのがイチバン厄介。
未動作になれば壊れたと確信つくところ、たまに、稀に、となると
ハンダクラックが原因の可能性が非常に高く
素人が目視確認するには非常に困難です。






今回は、SSATの誤表示なのでSSATの電源経路を追いかけます。











既にハンダを吸い取った跡だけど
右から1.2.3.4表示部の電源経路。画像で判断出来ない人は作業禁止!
絶対壊す保証付きw







この部分を、ハンダ打ち直しする。
ハンダ後に、テスターを当てて通電チェック。
折角やるなら、信頼性の高いハンダ(少々高価)がいいかも。
この作業またやりたくないでしょw








後は、逆の手順で組んでいけば問題なーい♪



今回の作業は、配線経路、電源経路の見直しで済んだけど
実際にユニット破損してる場合は、車両の劣化も致し方なく
高額な修理代が掛かります。根本的に原因がどこか
そこまで追いかけるなら、BFMごと交換した方が賢明でしょう。











その後、停止中のSSAT表示が“1”と刻んでます。
以前は、“4”とか“3”ってなってたw


それはそれで面白かったから別に構わないんだけど
長年乗ってれば体感でギアが何速が分かるでしょw
直しちゃったから、普通になってネタが消えたしまったではないかっ!ww




ハンダクラックによる接点不良により誤作動の謎解きは解明。
接点不良なので、叩けばそのショックで電源が入るというものだけど
電子部品は、絶対叩かないでください。完全破損する近道ですよ。


それこそ自己責任で、お願いしますw