奇異の目

駆け込み需要なんでしょうか。
結構な忙しさで日々駆け回ってマス。



先週から駅構内の仕事に夜勤で入ってますが、終電までは
一般の方の往来が常に激しい駅なので、パイロンを立てて作業してます。


それでも、お酒を召し上がった方にパイロンを蹴られたり。。。
持って行かれたり。。。大声で罵声を浴びせられることもあり。。。

ストレス社会の一遍を垣間見ることができます。




終電を過ぎれば、ご覧の通り。。。


出入り口閉鎖されるので、誰も居なくなり
自動改札のテストの音が流れるだけの、空間になります。







それでも終電過ぎるまでは、人の往来激しい箇所の作業に当たるので
尋常じゃないほど、周囲に目を配ります。


時間にして22:30頃だったと思います。




推定80歳くらいの杖をついた老紳士が、ゆっくり歩いてるのが
作業中に目に入りました。別段気になることでもなく、作業してたのですが
5分経過しても1mほどしか歩いていません。


携帯で℡してるのかな。。。帽子被ってよく見えず。。。
更に5分後、1mくらいしか進んでいません。



周囲を見ると奇異な目で、その老紳士を見て避けるように歩いていきます。
よく見れば体勢も不自然に状態を反らしてます。




自分は、仕事中。
1分1秒でも惜んで作業しないと始発が動き出すまでしか作業できず。
ペースが乱れるので後日に影響出る始末。


誰かに助けを委ねようと思いますが、道行く人は素通り。
東京ってこういう街なんです。以前声掛けたら、怒鳴られたことありました。
誰にも干渉されたくないからここに住んでるんだ!っと。




だから、困った人見ても誰も見て見ぬ振り。
東京の人って冷たいよね!?って言われても、それは
生活の知恵なのかもしれません。


皆が皆そうではないということ知ってもらいたい。






考えるより早く、工具を腰ベルトにしまいヘルメットを取り
脚立から飛び降り、老紳士に走り声を掛けると。。。

顔面蒼白でした。


か細い声で行き先を聞き、肩を抱き上げ駅員に託しました。





別段、救急車を呼ぶような大事にならずに済みましたが
最初に気付いたときから10分経過してから、声を掛けたのを悔やみます。


あの、お爺ちゃん無事帰宅出来たろうか。。。


気付いた瞬間に声掛ければ。。。っと悔やんでなりません。